我が家の末っ子は、生後1ヶ月の時にRSウイルスで入院しました。
生後1ヶ月って、まだまだ生まれたばかりの赤ちゃんです。
生まれたばかりの赤ちゃんが、母乳やミルクを飲まない、苦しそうな咳をしている・・。
見てるだけで、胸が張り裂けそうで辛かったです。もし、何かあったらどうしよう・・とまで考えてしまいました。
でも、さすが現代!!
早めに対処・治療することで重症化を防ぐことができます。
RSウイルスに感染後の、症状から治療までの内容を書いていこうと思います。
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なんで生後1ヶ月の赤ちゃんが感染!?
生まれたばかりの赤ちゃんは、お母さんからの免疫があるから滅多なことでは風邪をひかないと言われています。
なのに、なんで感染したかと言うと・・2つの理由があります。
・上の子がいる
・母体に免疫がない
上の子は、産前産後に保育園へ預けることができる制度を利用して短期間保育園へ預けていました。
今まで保育園に預けていなかったし、感染についてが一番不安でした。
でも、上の子にも思いっきり遊べないことによるストレスも出てくるだろうし、私も産後はゆっくり赤ちゃんと過ごしたいということもあって預けることにしたのです。
あと1週間で保育が終わるという時に、ついにやってきました。
上の子の高熱と咳、鼻水・・・。
2ヶ月ちかく感染しなかったので、良かったと思っていた矢先のできごとでした。
上の子は、当時1歳10ヶ月でした。症状も普通の風邪のような感じ・・。
赤ちゃんに感染しないか心配でしたが、母体に免疫があれば感染しないよねと思っていました。
赤ちゃんが咳をするようになる
まあ、鼻水などは上の子から感染してましたが、咳をするようになったのは初めての出来事でした。
熱を測ると38.0℃の高熱・・。
次第に、おっぱいも飲めなくなりました。
赤ちゃんは鼻呼吸なので鼻がつまると、おっぱいを吸えなくなります。
夜中に咳き込むことで、目が覚めて泣くこともありました。
病院受診、検査をした結果・・
病院に行き、末っ子が咳や鼻水でおっぱいを飲まないと、伝えました。
さらに、園では、RSウイルスが流行っているということを伝えると、すぐに検査をして下さいました。
検査の結果、RSウイルス感染症と判明
RSウイルスとは
インフルエンザと同じように強い感染力を持ちます。
RSウイルスは、1歳までに50%、2歳までの子どもに100%の確率でかかると言われています。
一度かかっても、免疫が付きにくいので、何度でもかかる病気です。
2歳以上の子どもであれば、RSだと気づかず、ただの風邪だろうで済ませますが、赤ちゃんにとっては大変な病気です。
私が掛かり付けにしている病院は、入院がないのですぐに総合病院に紹介状を書いてもらいました。
病棟は、小児科と産婦人科が一緒になっているので、未就学児の出入りは禁止になっていました。当然、上のお姉ちゃんは連れて行けませんでした。
RSウイルスに感染してるので、良くても連れていきませんけどね
付き添い入院なので、病院から離れることができません。
日中、上の子のお世話は、義母に見てもらいました(お義母さん、ありがとう!)
入院中の経過
母乳が飲めないとのことで、点滴しました。
小さいお手手に注射・・もう、見てるだけで辛い。
痰も多かったので、看護師さんが適宜、痰を吸引してくれました。
吸引は一般的な家庭で使うような鼻水吸引器ではなくて、実際に管を鼻から挿れて吸い取るようなものでした。
サーチュレーションは(酸素を測るもので、健康な人で98%から100%あります)92%
低い・・低すぎる!
というわけで、酸素も2リットルいきました。
呼吸も陥没呼吸で、みている私も辛くなりました。
陥没呼吸とは・・・
陥没呼吸(かんぼつこきゅう)とは、息を吸うと同時に胸の一部が陥没する(へこむ)症状のことである。新生児呼吸急迫症候群や小児喘息などの症状の一つである。■陥没呼吸の仕組み
通常であれば、息を吸うと胸が広がって肺の容積が増え、そこに空気が入り込む。しかし何らかの理由によって(肺炎による炎症等)胸部が固くなり膨らまない場合、あるいは気道がふさがっていて空気が通れない場合は胸が広がらず、肺の中で空気がうまく循環しなくなる。肺の一部の圧力が下がることで、胸部のやわらかい部分が陥没する。陥没する場所は、胸壁の様々な箇所や肋骨、鎖骨の部分、のどの辺りなどが多い。
引用 看護roo
治療する上で指示されたこと
・おっぱいを飲む前後に、体重を測定し飲んだ量をきっちり測ること
・おしっこやうんちの量をみるために、オムツを測る(新品のオムツ自体の量も事前に測り、それを引いた数値)
まだ生まれて間もない我が子が、すごく苦しそうで本当に辛かったです。
その時に看護師さんに、最近の医療は発達しているからねー!大丈夫よ!と言われたのが本当に嬉しかった・・。
医療の発達により、救われましたが、それが昔だったらどうなっていたかとゾッとします。
無事、退院!
1週間たつ頃には、次第におっぱいものめるようになり、症状は改善していき、退院できました。
生後6ヶ月未満の赤ちゃんが、RSウイルスに感染すると、命に関わる場合があります。
生後数ヶ月の赤ちゃんが感染すると、気管支炎や肺炎などを引き起こしやすいと言われているRSウイルス感染症。
少しでも、おかしいと感じたら、救急でもいくべきだと思いますし、この時期は特に、赤ちゃんの場合は鼻水や微熱が出る程度でも、早めに受診をオススメします。
基本的なことですが、手洗いとうがい、外出時のマスクの装着、人混みを極力避けるということも大切だと思います。