私には、1歳くらいのときに初めて買ってもらった、うさぎのぬいぐるみがあります。
社会人になり、引っ越すときは、必ず一緒に連れて行ってた、ぬいぐるみ。
年々増えていくぬいぐるみを時々整理しながらも、このうさぎのぬいぐるみだけは残していました。
でも、そんな30年以上大切にしてきたぬいぐるみですが、突発的に処分しようと思うことがありました。
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子どもが生まれ、新築を建てたことが転機
小さい頃から大切にしてきたぬいぐるみ。
子ども(当時3歳の長女)に、そのぬいぐるみを渡しても興味がない・・。
でも、そのまま捨てるのは、魂がこもってそうで少し怖いな。お寺などで供養してもらおうかな・・
いやいや!もう少し考えて見よう!
という思いを、数年前から何度かぐるぐる考えていました。
それから、2年が経ちました。
家を建てることになり、引っ越しの前に色々片付けないといけません。
子どもがいると、おもちゃが増えます。
うちは、女の子と男の子両方いるので、ぬいぐるみやプリキュア関連、ままごとセット、ミニカーなど沢山あります・・。
出るわ出るわ、ガラクタばかり・・
壊れたおもちゃ、使わないおもちゃも、子どもと一緒に処分!
新居に引っ越してからも、断捨離祭り・・。
そこで、またふとあの考えが・・。
そろそろ、この子も手放そうかな。
ついに、ぬいぐるみとお別れすることを決断!その前に・・
よし、決めた!
最後に子どもに聞いて、いらないと言われたら、次の休みのときにお寺で供養してもらおう!
そう、決断して、長女に聞いてみました。
そのとき、長女は5歳。
すると・・
ももふみ
という返事が・・!!泣
あれから、約半年・・。
今でも、ぬいぐるみと一緒です。
わたしが小さい頃にいつも一緒に遊んでいてくれたように、今度は長女が一緒に遊んでくれている。
可愛いお洋服を着せてくれて、耳にはリボンも付けてくれた。
すごく、嬉しい。
ずっとぬいぐるみと書いてきたけど、私が小さい頃につけた名前があります。
名前は『みみちゃん』です。
流行りの断捨離で、本当に大切なモノを失わないで
このぬいぐるみ、お腹を押すとぴっぴっと音が鳴ったり、もっとふわふわで薄いピンク色だったのだそう・・(笑)
洗濯を繰り返すうちに、ピンク色じゃなくなり、ふさふさじゃなくなりました・・(笑)
高校生の時に、ある友達の家に遊びに行くと、直感で懐かしい!と思うぬいぐるみが置いてありました。
薄いピンクで、お腹を押すと音が出る・・まさに同じぬいぐるみだったのです。
本当に可愛いぬいぐるみだった~・・!!
今も可愛いですけどね!(笑)
でも・・あのとき、長女がいらないと言ってたら、今ここにみみちゃんはいなかったんですよね。
こうやって写真を見ると、可愛いお洋服や耳飾りをつけてあげたり、みみちゃんも嬉しそう。
こころなしか、以前より雰囲気が明るくなってる気がする。
ぬいぐるみやお人形などは、大切にすれば持ち主を守ってくれるとも言われています。
ぬいぐるみだけじゃない、「物」全般に言えることだと思う。
長女がものすごく大切にしてくれているのをみて、私もみみちゃんへの愛着が再浮上!
長女が可愛がってくれているのが本当に嬉しい。
このぬいぐるみを買ってくれた祖母(86歳)は、現在、軽い認知症がありますが、みみちゃんを見せると、まだ持ってるんだね~大事にしとったもんね~と何度も何度も、思い出すかのように言ってくれます(笑)
お寺に持っていかなくて、処分しなくて、本当に良かった~!!
断捨離が流行っていますが、何が大切なのかを良く考えないといけないと思った出来事でした。
大切なみみちゃんを手放さなくて良かったですね。そして、長女さんが可愛がってくれて、きっとみみちゃんも喜んでいると思いました。我が家にも今は亡き両親が買った人形があります。外観がボロボロになったので、手芸が得意だったお袋が毛糸で編んで修復しました。今は僕と妻の二人暮らしですが(残念ながら子供には恵まれませんでした)、我が家で過ごしています。
実は僕は「断捨離」が大嫌いです。
僕も、ももふみさんと同じ看護師なので、職業柄整理整頓が大切なのは解っていますが、子供の頃から大切にしてきた物、人形、ぬいぐるみ、おもちゃは、一生傍らにあって良いと思います。
みみちゃんとずっと一緒にいてあげるべきだと思います。